これまで、主に愛知県三河地方中心に、山に登ってきました。その全てを撮りためた写真をアップしながらご紹介してきました。今年の9月あたりから体力づくりを兼ねて山に登ってきましたが、最初は慣れない中、いろいろと失敗したこともあります。楽しい山登りにするためには、いくつか事前に情報を集めておくことがとても大切だということが分かりました。登山ベテランの方であれば、あたり前のようなことばかりかもしれませんが、私なりに気をつけていることを書いていこうと思います。
その1 何のために山に登るのか、どこの山に登るか
私の場合は、日頃の運動不足解消を含め、「体力づくり」が1番も理由です。しかし、それだけではありません。自然の中で風景を眺めていると、何となく「心が癒され」ます。しかも、やり遂げた!という「充実感」があります。そして、「自然の風景を写真に残す」という目的が大きいです。いつもカメラを手から離せません。ですから、「眺望はよいか」「紅葉ならどこの山がいいか」「お寺などの文化的な施設があるか」といったところから登る山を決めています。ただし、カメラの記憶媒体やバッテリーがちゃんとあるかどうか確認しないと・・・。
その2 どこに駐車場があるか、トイレはあるか
いつかは電車を使って山登りをしてみたいと思いますが、慣れないうちは車で行こうと考えています。そのため、どこに駐車すればよいか、場所をあらかじめ確認しておく必要があります。トイレの場所の確認も重要です。
その3 どこから登るのか、どこのルートで登るのか、どれぐらいの時間がかかるのか
経験がほとんどない私にとって、どこから登るのか、どこのルートで登るのかは当然事前に綿密に調べておく必要があります。それが低い山であっても同じです。その山の登山ルートや地図を全く知らないで登る人はいないと思いますが、前の日に何度もルートを確認してから登るようにしています。現地に取り付けてある地図や標識にどれだけ助けられているかわかりません。
特に秋冬は日が短いので、あっという間に暗くなってしまいます。街中と違って灯りがない山の中を真っ暗で移動することがないように、朝早くから登る計画を立て、早めに下山することは大切です。携帯がつながらない場合もあります。もちろん、家族にどこの山に行くか、いつごろ戻るかといった「登山計画」を出発前に伝えておくことは当然でしょう。天気予報、特に雨雲の様子が分かる情報をインターネットで確認しておくことは重要です。
私は、以下の2冊の本を持ち歩いています。「新 こんなに楽しい愛知の130山(風媒社)」・・・若干情報が古いですが、参考になります。
「新・分県登山ガイド改訂版 22 愛知県の山(山と渓谷社)」・・・カラー写真で山の様子が紹介されており、山の特徴がよく伝わってきます。
他にも、「愛知の山」と検索するといくつかのHPにアップされていて、こちらも多いに参考になります。
その4 水分補給、栄養補給
やっとたどり着いた山頂や見晴らしのよい場所で、食事をしたり水分を補給したりするのは、最高の気分です。ところが、あたり前ですが、基本的には山の上にはお店はありません。ロープウェイとか観光地があるところは別ですが。出発前に、ぜひ準備を。ただし、あまりたくさん食べてしまうと、下山するまでにトイレへ・・・ということも。
その5 危険を回避する
ある程度の高さの山を登るのは、ハイキングとは違います。急な坂や岩の上を上ったり下ったりと、かなり体力を消耗することがあります。そのため、山には木の棒をだれでも使えるように置いてあるところもあります。靴も専用のものを準備した方がよいでしょう。服装も、暑さや寒さに対応できるようにしておく必要があります。寒さはどうすることもできません。体調を崩す原因にもなります。そして、一番怖いのは、怪我や動物です。足をくじいたり、出血したり。あるいは、骨を折ったり。いろいろな怪我が想定されます。慌てず、ゆっくり登りたいです。動物では、クマ。クマよけの鈴をつけておくとよいです。あとは、蚊、ヒル、ハチ、蛇等。特に暑い夏場は注意が必要です。
あとは、「登る人優先」「すれ違うときには必ず挨拶」「山に神社仏閣があるように信仰の対象でもある」「だれかが山道の整備をしてくれている」といったあたりも心に留めて、マナーとして大切にしたいと思っています。
以上のことを私自身、大切にして、これからも山に登って行きたいと思います。